「今始まりつつあること」

「厩」プロジェクト、起動。

 

「クルマが、交通インフラストラクチャーになる時代」が具体的な形を取り始めている今日、「ドライビングというスポーツ」を純粋に追い求めるクルマを産み出し、育て、走らせるプロフェッショナルに、すなわちヒトと馬の関係における「厩」になりたい。これがイケヤフォーミュラの「夢」。このことは、折に触れてお話してきました。

 

そこに向かうプロジェクトが、今ここで具体的に動き出しました。

良き時代のF1に起源を持つV型10気筒エンジン、それをドライバーと一体になる形に積んで、最高・最良の「動質」を体感できるクルマ。その実現に向けてどこから手を着けるか。ここはあくまでもロジカルに、技術者としての“正面作戦”で臨む。これが私たちのフィロソフィ。

 

ということは、心臓であるV型10気筒を形づくる基本要素をまずしっかりとデザインし、それをV型2気筒の形にして、パフォーマンスを確認し、磨き上げることから始めよう。現代最良の素材と加工法を選んで作るエンジニアリング&パフォーマンス・テストベッド。その最初の鼓動がもうすぐ聞こえてきます。

改めて設計をリアライズしてゆくと、私たちのV型10気筒エンジンはさすがにF1転生らしく、低く、コンパクトな姿態を持っています。

 

これをドライバーの背後に結合した骨格を持つクルマのデザイン・プロセスは、当然のことながらまず、人をどう座らせるのがいいのか、それを包むコックピットを形づくり、パワーユニットをどう結合するか、そして冷熱系や補器類をどこに配置するか、この「パッケージング・レイアウト」からスタートしています。もとよりイケヤフォーミュラならではのシームレス・トランスミッションが、1万rpm以上も回るV10と一体化しますが、その変速・駆動システムにもまた次世代のアイデアを準備しています。

これらの基本ユニット、そしてクルマ全体のコンセプトについては、遠からず皆さんに具体的なものをご紹介したい。その意思の下、関わる人々全てが動き出しました。

 

 

 

 

 

白地白抜き.bmp